発達心理学特論

受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
  通年   4 金澤 忠博

授業の主題(テーマ)
対人関係・コミュニケーションの生涯発達

授業の目標(講義概要)
発達のプロセスは、胎生期から老年期に到るまで生涯に及び、これを個体発生と呼ぶが、人間の行動を理解するためには原生動物から人間に到る進化の歴史(系統発生)をも視野に入れて考える必要がある。講義では、まず行動の生物学的基礎(系統発生)について学ぶ。さらに、生後初期の母子関係に始まる対人関係の発達と、母子相互作用に始まるコミュニケーションの発達に焦点を当てて、対人関係とコミュニケーションの生涯にわたる発達と障害について学ぶ。

授業計画
1.行動の生物学的基礎<系統発生と個体発生>(4回)
2.生涯発達と各発達段階における課題(2回)
3.乳幼児期の心理<知覚・認知能力の発達>(2回)
4.乳幼児期の心理<言葉の発達>(2回)
5.乳幼児期の心理<心の理論の発達>(1回)
6.乳幼児期の心理<自己意識の発達>(1回)
7.乳幼児期の心理<感情の発達>(2回)
8.乳幼児期の心理<母子間の愛着の形成、愛着のタイプの発達>(3回)
9.乳幼児期の心理<母性剥奪、愛着障害>(2回)
10.乳幼児期と児童期の心理<仲間関係の発達、仲間集団といじめ>(2回)
11.児童期の心理<認知発達・道徳性の発達>(1回)
12.青年期の心理<自我同一性の危機>(1回)
13.青年期と成人期の心理<恋愛と結婚、異性への愛着>(2回)
14.成人期の心理<子育て、児童虐待>(2回)
15.老年期の心理<仲間・配偶者の喪失と適応>(1回)

評価方法
出席、受講態度、提出物、期末試験により総合的に評価

テキスト書名 編・著者名 出版社 価格
       

備考
授業中適宜、資料のコピーを配布する